「死はこわくない」立花隆

立花隆氏の「死はこわくない」読みました。

どちらかというと、唯脳論に近い考え方をもたれている立花氏の本を
私が読むことは不思議に思われたかも知れません。
確かに考え方は違っているのですが、
だからといって参考になるものが無い訳ではありません。
だいたい自分と同じ意見の本だけ読んでたら、
視野が広まるはずがありません。

いろいろ脳死についての研究をされているのは知っていましたが、
この身体というのは一種機械ですので、
機械が作動しているから機械がすべてだとは言えないだろうとは思いました。

読ませていただいて、
これで本当に安心が得られるのかといえば難しい気がします。
でも、現代の脳科学がどこまで死を捉えているのかなど
大変興味深く読ませて頂きました。

特に”看護学生に語る「生と死」”という章では、
やっぱり医療の現場で死と対面することなくしてgrief careは語れない、
と感じました。
もともと私が死についてのブログを書こうと思ったのも、
あるお医者様からの影響が大きいです。
医療については私はまったく無知ですが、
今後できるだけ書籍では読んでいきたいと思っています。
参考となりそうな本も紹介されていたので、
とにかく量を読みたいと思っています。
・・・とはいえ、最近はなかなか本が読めてない。
立花隆氏の読書の話などを読むと多少モチベーションが上がります。
草野球やってる人がプロ野球の選手の素晴らしい活躍をみて、
バットを握るモチベーションを上げる様なものです。

死はこわくない
立花隆
株式会社 文藝春秋
Amazon



関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA