日本の照明はまぶしすぎる

「日本の照明はまぶしすぎる〜節電生活の賢い照明術」東海林弘靖 著今読んでいる本です。
この本を読もうと思ったきっかけは本堂の御本尊様にあてているライトがどうも明るすぎる気がして気になっていたからです。
もう少しぼんやりしてスポットをあてる様な光の方が御本尊の地蔵菩薩が綺麗に見えるのではないかと思えて、照明について調べているうちに照明デザイナーの東海林弘靖さんのことを知り、この本を書いました。
確かに今の日本人は照明を明るくしすぎかも知れません。
室内で飼っているメダカの夜に照明に対するストレスは気にかけていたのに、自分が夜に過ごす照明については無関心でした

思えば修行時代は21時で照明は全て消さなければいけないので、ヘッドライトをつけて勉強をしていました。
しかし、それで目が悪くなるということはなかった。
今はスマホの光で目に結構ストレスがかかっている気がします。
あと、修行時代に茶人で有名な正井先生のお宅を伺った時のことも思い出しました。
私の記憶では本当に見えるか見えないかくらいの灯りで掛け軸を照らしていました。
その掛け軸には確か「観世音菩薩」と書いてあった様な記憶がありましたが、なんともぼんやり浮かんだ掛け軸に本当に観音様の姿を見た様な気がしました。
照明の明るさということについて、もっと意識を向けても良いのでは無いかと思えてきています。
※正井先生のお宅の二階には確か人魂に追いかけられる和服の少女の絵がありました。
昔の、昭和初期頃までの日本人の夏にはよくあった風景なのかなと思った記憶があり、またその絵をかけている正井先生のセンスの高さに驚いた記憶があります。うちの父も子供の頃に人魂を見たという話をしていました。
最近は人魂でないのかな?

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