般若心経に込められた祈り


3月21日は初弘法です。
法蔵寺は臨済宗ですが弘法さんが祀られていますので、
今年も縁日を開いています。

その際に後奈良天皇が写経した般若心経のレプリカも飾りました。
その奥書には
「このたび起きた大病で大変な数の人々が亡くなってしまった。人々の父母であろうとしても自分の徳ではそれができない。大いに心が痛む。密かに金字で般若心経を写した。(略)これが人々に幾ばくかでも疫病の妙薬になってくれればと切に願っている。」
と書かれています。

般若心経は古来、疫病や天災がおこった時に、功徳があると言われていました。
嵯峨天皇は弘法大師の勧めにより、般若心経を金泥で一字三礼の誠を尽くして般若心経を書写されると、疫病はたちまち治ったと言います。

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