死ぬ人は透けて見える

今日は死ぬ人は透けて見えるという話です。

元ネタは登山家である小西浩文さんの著書である
「生き残った人の七つの習慣」という本です。

この本はあくまで危機管理の本であり、
内容の核心とは違う興味本位的な面で書評すべきではないと思います。
・・思いますが、
やっぱり私の記憶に残っているのは、
山で事故や遭難をした人が事前に示す「微かな異変」についてです。

それは、
一、心ここにあらずでボーっとしている。
二、目がキツネのようにつり上がって、言動も乱暴になる。
三、「透明感」が出てくる。
の三つです。

すべて興味深いのですが特に三つ目の「透明感」が出てくるというのはどういうことでしょう?
著者は本当に透けて見えたという。

お坊さんという仕事をしていると死ぬ前の人というのは、
なんとなく分かるというのはある。
私が体験、また人からよく聞くのはほとんどが自分で死期を悟っている様な人である。
こういう人はある程度の悟り(自分や世界を深く認識するという意味での)を得ている人に多い。
それ以外には微かな死臭がするなどであるが、
透明感が出るというのは経験はない。
しかし、実際にあることなのだとこの本を読むとわかる。

もちろんこの本にはもっと為になる深い話がたくさん書かれている。
目次をあげると、
第1章 「悪魔」は「ゴール」の近くに潜んでいる
第2章 「焦り」と「驕り」を支配せよ
第3章 「想定外」に甘えるな
第4章 「平常心」を失った時点で「死」に近づく
第5章 「微かな異変」を見逃すな
などである。

大変面白くて読みやすい本でした。
ぜひ一読をお勧めします!!

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