施餓鬼会

施餓鬼会 七月十五日 午後一時三十分

 施餓鬼会の因縁は「仏説救抜焔口餓鬼陀羅尼経(ぶっせつきゅうばつえんこうがきだらにきょう)」という唐の不空三蔵という人が翻訳されたお経にあります。
お釈迦様のお弟子の阿難尊者という方がおり、お釈迦様とは従兄弟の間柄で、常に釈尊の左右に随侍して御説法を聴聞してよく記憶していたといいます。釈迦十大弟子の一人であり多門第一と称せられ、第三祖として法脈を伝えた方です。
 ある時、阿難尊者が禅定に入って修行していた時に、餓鬼が現れ阿難尊者が三日の後にこの世を去り、しかも餓鬼の世界に生まれ変わらなければならないと告げます。また助かるため百千恒河沙の餓鬼並びに百千の婆羅門に無量の食べ物や飲み物、宝物を施せば天上に生まれ変わることができるであろうと伝えます。
 阿難尊者は驚き、恐れてお釈迦様にこれを話します。その時に無量の飲食を供養することができ、無量の餓鬼を満足させる施餓鬼の法を授けたと言われています。
 よく盂蘭盆と施餓鬼を混同してしまいがちですが、盂蘭盆は目蓮尊者の因縁によります。