実は家族に対する憧れというのは若い頃はあまりなかった。
それよりは個人の人生が大切だし、
「愛」という言葉もどちらかというと、
遠い国で苦しんでいる難民や子供たちへの救助、
自己犠牲に徹底したものが「愛」なのかなと思っていました。
でも、お坊さんという仕事をすると、
個人とお付き合いするというよりは家族という単位でのお付き合いをすることが多く、
そうすると、やっぱり家族っていいなと思えるんですね。
何物にも変えがたい様な何か、
キラキラしたエネルギーを感じます。
たくさんの素敵な家族とお会いしてきたし、
同時に孤独な人にもお会いしてきました。
でも、家族がいればそれで良いということではないとも思います。
そこにエネルギーを感じない枯れた様な家族も時々。
まずは素直に家族に感謝を伝えることかなと思います。
恥ずかしがらずに、
ありがとうと伝えることが何より大切かなと。
まぁ、恥ずかしいけどね。
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