みくわ

また最近、投稿がおろそかになりすみません。

今日は法蔵寺ではみくわがあります。
以下は私が今年配ったプリントの内容です。

みくわ(御鍬)祈年祭                

三月十日 十九時より

「みくわ」は御鍬と書く様に、本来は五穀の豊作を願うお祭りです。法蔵寺ではこの日に厄除けを祈祷します。

厄払いといえば神社でお祓いすることが多いですが、厄払いは神社で、厄除けがお寺なのだそうです。お寺では主に密教寺院で祈祷されています。

禅宗ではあまり厄除けをしている寺院は少ないのですが、鎌倉の浜松の方広寺や建長寺などの半僧坊大権現にて厄除けや各種祈祷がされています。方広寺では開山である無文元選(むもんげんせん)が嵐の船の中で現れて窮地を救った鼻の高い不思議な老人を半僧坊として祀っています。建長寺では明治期に霄貫道(おおぞらかんどう)老師がある夜、白髪の老人に山中で出会い、その老人が「私を関東のどこか清浄な場所に招いてくださるなら、その場所はますます栄え、良いことがずっと続きます。」と告げられ、この老人こそ半僧坊大権現に違いないとして方広寺から分霊して頂き、建長寺の後ろにそびえる山に祀られています。

 この半僧坊大権現、なんのご縁か法蔵寺にも祀られています。とても小さな像ですが、弘法大師のすぐ前の厨子の中にいらっしゃいます。

今年の厄年は(数え年)

  男 平成 八年生まれ =二五歳
    昭和 五十四年生まれ=四二歳

  女 平成 十四年生まれ =十九歳
    昭和 六十三年生まれ=三三歳

 長寿祝い 男女共
      還暦=六一歳  古希=七十歳  喜寿=七七歳
      傘寿=八十歳  米寿=八八歳  卆寿=九十歳 
      白寿=九九歳  上寿=百歳

   令和二年 法蔵寺

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