
上の図は熊野観心十界図というものです。
地獄極楽を描いた図で、
詳しい説明はしませんが上の方にある坂を登っている人がいます。
これが人生の上り坂、下り坂ですが、
そこに突然に鬼に連れ去られている人がいます。
これが人生のまさか・・・
絵解き説法で良く使われる話ですが、
詳しくは書きません。
ネタバレするなと言われそうですから。
でもですね、
やっぱりまさかと思っても人生は因果の理法(原因結果の法則)で動いているのですよ。
東ローマの皇帝マウリキウスの名言で、
『将軍は決して「まさか」と言ってはならない』
という言葉があります。
けだし名言だなと思います。
私も多少、指導的な立場になることがありますが、
その時に「まさか!!」と言っても、
全責任はリーダーにのしかかってくるんですね。
そしてしばらくしてからゆっくり考えると、
やっぱり原因・結果の法則の下にあり、
なにかあったとしても回避する事は可能であったと感じます。
崖の上から義経が馬にのって駆け下りて攻めてきた時は、
「まさか!!」なんて言葉は通用しないんです。
心したい言葉です。
私も日々反省しなければ・・・。
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