凡夫とは・・

本日(8/29)の午前中にあげたブログで、
凡夫とは平凡な人のことを指す仏教用語と書きましたが、
意味が間違っているとご指摘がありました。

なんか仏教用語は”ウィキアーク”なるもので調べるのが良いとのことでした。
ウィキアーク?何それ?
と、一応私も宗教学科卒でありながら思ってしまいました。
調べてみると仏教版Wikipediaみたいな感じで、
浄土真宗本願寺が著作権をもっていて、
スポンサーはサイト管理者の西方浄土へ往生した母親とのことです。
WikiArcというらしいですね。
何でArcなんだろう。

とりあえず、凡夫で調べて主な部分を抜粋すると、

凡夫

ぼんぶ

梵語プリタグ・ジャナ(pŗthag-jana)の漢訳。必栗託仡那(ひつりつたきつな)と音写し、異生(いしょう)と直訳する。凡愚ともいう。四諦の真理をさとらず、貪・瞋・痴などの煩悩に束縛されて、六道を輪廻するもの。

とありました。

ちょっと分かりにくいですが、
一般的に凡夫とは「凡庸なる士夫」という意味で、
十分に仏教の教えを理解していない人のことを言うようです。
なので仏教を知っていて、少しは実践している人も凡夫だとのこと。
そしてここが一番間違っていた所だと思いますが、
内凡(ないぼん)、外凡(げぼん)、底下(ていげ)というのは凡夫の中の区別のようです。
さっきは凡夫の対義語として内凡、外凡、底下という言葉を紹介しましたが、
これは大きな間違いですね。
某葬儀社のネットで調べたのですが、後で連絡しておきます。

いやはや、
それでも一応プロ坊さんとしては恥ずかしい限りです。
ネットで調べた記事ですが、間違っていた文責は私にあります。
失礼しました。
でも、WikiArcに良い言葉が載っていました。
聖徳太子の十七条憲法に書かれているそうです。

”われ必ずしも聖に非ず、かれ必ずしも愚に非ず。共に是れ凡夫のみ”

聖徳太子はお互いに許しあって生きてゆく世界を、
ここにもとめられたとのことです。

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