革命的な本でした。

コンマリの「人生がときめく片付けの魔法」を読了しました。

感想としては革命的な本だと感じました。

私は掃除本は割と読んでますし、
風水に関してもそれなりに知識を持ってます。

そういった中でどうしてこの本が革命的なのか。

私たちは子供の頃から物に囲まれた生活をしています。
そして、幸せというものの基準は、
物が多いという物資的豊かさだけが基準となっています。
しかし、
本来の日本という国は大調和の中に秩序と礼節さをもって、
簡素さというものを美徳として生きてきました。
そこにたくさんの物はいらなかったのです。
大自然に包まれたシンプルな生活の中で、
人々は幸せを感じて感謝の中で生きてこれたのです。

禅的にいえば無一物中無尽蔵ということです。

現代の私たちはどうでしょうか?
物があふれ、物に溺れ、
ブランドや高価な物で身をつつみ、
それが幸せだと勘違いをしていないでしょうか。

こういった物質的世界観は戦後にアメリカから入ってきたと言って良いと思います。
そのアメリカでコンマリブームが起きているというのは、
また皮肉でもありますが、必然なのかもしれません。
ときめきを表すspark joyという言葉が流行語にもなっているとか。

掃除本や風水の多くはお金が入ってくるとか、
最後は金、金、金なんですね。
実際に掃除すると金運は上がるというのは事実だと思います。
私もそれで宝くじを当てたことがあります。
でも、それを期待しすぎてガツガツしていると、
いつもお腹をすかしている餓鬼と変わらなくなってきます。

コンマリさんは巫女さんもされていたということで、
まさに日本神道の教えが
世界に広がっているのだと感じました。

心の豊かさとは何かを考えさせられる一冊でした。

きゅん⤴︎♡

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